横浜市立みなと赤十字病院
健診センター長 伊藤美奈子
今回のテーマは「女性特有のがん」についてです。男性の会員の方も、ご自身の奥様や娘様、お孫様に関係することなので、どうぞお読みください。
女性は人生の段階ごとにさまざまな健康問題があり、女性ホルモンの影響を強く受けます。また、多くのがんは高齢になるほど発症リスクが高まりますが、乳がんや子宮頸がんなどは20歳代から発症するケースも多く、女性特有のがんの発症は若年化しています。
女性は人生の段階ごとにさまざまな健康問題があり、女性ホルモンの影響を強く受けます。また、多くのがんは高齢になるほど発症リスクが高まりますが、乳がんや子宮頸がんなどは20歳代から発症するケースも多く、女性特有のがんの発症は若年化しています。
がんを早期に発見するために、定期的にがん検診を受けることが大切です。また、生活習慣の改善も重要で、①たばこを吸わない、②お酒を控える、③身体を動かす、④食生活を見直す、⑤適正体重を維持することが大切です。さらに、子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種をすることで予防が可能です。
国が奨めるがん検診 | 対象年齢 | 検査項目 | 受診間隔 |
乳がん検診 | 40歳以上 | 問診およびマンモグラフィ | 2年に1回 |
子宮頸がん検診 | 20歳以上 | 細胞診またはHPV検査 | 2年に1回(横浜市は30~60歳は5年に1回) |